染色体異常の可能性はどのくらいか

染色体異常の可能性はどのくらいか 新型出生前診断は、胎児の様子を知ることができる検査であり、母体の血液から胎児のDNAを採取し調べます。
新型出生前診断によって判明するのは21や18、13トリソミーであり、どの染色体異常も出産年齢が35歳を超えると発生確率が大変高くなります。
妊娠10週から行うことができるため、早期に染色体異常の可能性を知ることができ、事前の準備をすることが可能です。
新型出生前診断での検査精度はダウン症候群である21トリソミーの場合、99%ほどとなっています。
陽性と診断された場合は染色体異常を持っている可能性が高いため、より詳しい検査である確定検査を受ける必要があり、確定検査の検査精度は99.99%と限りなく100%に近いものとなります。
ですが出生前診断をして実際に先天性疾患が見つかった赤ちゃんは意外と少ないことがわかっており、全体の4分の1程度です。
新型出生前診断の場合、高い確率で判明するので事前にしっかりとカウンセリングを受けることが大切になります。

新型出生前診断では染色体のトリソミーを調べる

新型出生前診断では染色体のトリソミーを調べる 新型出生前診断という言葉を何度も耳にしていても、どういう検査なのかを正確に答えることができる妊婦さんはそれほど多くありません。
しかし、この検査を受けるかどうかと迷っているのであれば、どのような検査なのかを正確に知っておく必要があります。

新型出生前診断は、23組46本ある染色体のうち、13番と18番と21番がトリソミーになっていないかどうかを調べる検査です。

トリソミーと言うのは、本来は2本で1組の染色体が3本になっている以上を言います。

13番が3本になっている場合をパトー症候群、18番の異常がエドワーズ症候群、21番の異常がダウン症候群と呼ばれている染色体異常です。

聞きなれない病名かと思いますが、ダウン症は小学校1校あたり数人の児童がいることが多いので、聞いたことのある病名だと言う人もいるでしょう。

出生前診断は、妊娠10週~22週の間に受けることができます。検査方法は採血をするだけなので、特に大きな負担はありません。

検査には健康保険は適用されないので、費用がおよそ20万円前後かかります。